毎日小さな幸せの種を探して 思いつくままにぽつぽつ綴っていきます☆
みをつくし料理帖 シリーズの最終巻
天の梯そらのかけはし)」を読みました。

     みをつくし料理帖10巻1 (2)


第1巻から読んでいるので、いよいよここまできたのか、と
感慨深いとともに 終わってしまうのが惜しい!

2009年5月第一巻 八朔の雪 刊行

私が第一巻を読んだのは2010年3月のことでした。
4年半、「みをつくし料理帖の世界」に遊ばせてもらいました。


ひとたびページを開くと つる家の情景が脳裏に蘇り
懐かしい気持ちでいっぱいになります。

心は江戸・文化文政期にタイムスリップ♪
ひとときの異次元体験です。

ネタバレあります。

夏が過ぎ、重陽を迎える頃、
澪は、つる家を出て 独り立ちをしようとしていました。

料亭一柳に嫁いだ 澪の育ての親、
元・天満一兆庵のご寮さん 芳とその夫で、
名料理人でもある 一柳の柳吾が
澪を預かりたい、とつる家を訪ねてきたけれど

澪の決心は変わりませんでした。

元澪の想い人、御膳奉行 小松原様から教わった言葉、
食は人の天なり」を実践するために。

「口から摂るものだけがひとの身体を作ります。
つまり、料理はひとの命を支える最も大切なものです。
だからこそ、贅を尽くした特別なものではなく、
食べる人の心と身体を日々健やかに保ち得る料理を
私は作り続けていきたい。
医師が患者に、母が子に、健やかであれと願う、
そうした心を持って料理に向かいたいのです。」
                      (本文より抜粋)


これが澪の心星、揺るぎない思い

いつだったか 小松原と別れ 見上げた空に心星が輝いていましたね。

本当にやりたい事を極める。
当時の女性には どれだけ大変なことだったか・・・

やりたいことを極めつつ 
吉原で幻の花魁となった幼なじみの「野江」を
身請けしたいと考えていました。
その額、四千両、気の遠くなるような大金でした。

今回も 4つのお料理がうまくストーリーに絡んで
ほろりとさせられます。

いつもながら、お料理のシーンを想像するのが楽しく、
作ってみたくなります。
そんな読者の思いに応えて 巻末にレシピが載ってるんですね~



最終巻ということで すべてがうまく集結するのは流石!

澪と同じ名の両替商の娘・美緒は 使用人の爽介と結婚後
火事で焼け出され 苦労を余儀なくされていたけれど
昔の大店を再興しようと希望に満ち、

今まで、数々裏の手を使って暴利を貪った
料亭 登龍楼の悪事が白日の元に晒され、

おかげで、元・天満一兆庵の芳の息子・左兵衛の殺人の
疑いも晴れ、
一柳で、再び料理人として 
母と妻子とともに暮らせることになったのです。

登龍楼で、下働きをしていた つる家のふきの弟も
里帰りできることになって 姉弟一緒につる家で暮らせることに。


一体どうすれば 一介の女料理人が
大金を稼ぎ出せるのか・・・・・・?
知恵を絞って 野江の置屋の「翁屋」の楼主をうならせます。

晴れて 野江は、吉原の大門を出る事ができました。
身請け先は・・・大坂の大洪水で一度は無くなったものの、
再興した「野江」の実家 「淡路屋」。

澪は、野江とともに郷里大坂に戻ることになりました。

私は、小松原様よりも 澪にお似合いだわ、と思ってた
医師の源斉先生と気持ちを確かめ合った澪と

亡き恩師の勧めで
医塾を作るため大坂に行くことにした源斉。

源斉先生は、澪と夫婦になるために、士分を捨て、
御殿医を務める実家と絶縁する、という
一大決心をしたのです。

全ては澪の為に!!
密かに温めてきた澪への想いの大きさを思い知らされますね。

「料理人、医師同然程の役也」
人の健康に携わる医師と同じように
料理人もまた 料理を通して人の健康を作るのですね~


野江=花魁 あさひ太夫の旦那衆の 取り計らいで
澪の大坂での店も整えられ
店の名は「みをつくし」、と命名してもらいました。

大坂の地で、源斉と澪は
それぞれの心星に向かって 手を携えて生きていくのでした…

万事 丸く収まって めでたしめでたし!!

野江と二人、陸路、懐かしい大坂へもどった澪は
大坂八百八橋のひとつ 天神橋の上で
見上げた空の雲間から 一筋の光がさしこんでいました。

天の梯、天使の階段ですね♪

希望に満ちたシーンで完。


温かい人情に満ちたストーリー、

料理 食材 調理法の薀蓄が読んでいて
楽しく、勉強になりました。

読者からも完結を惜しまれたこの作品の
スピンオフ、というか
登場人物それぞれのその後を一冊にまとめた本が出る
(時期未定)、と巻末の 瓦版にかかれていました

キャラクターの個性が際立っていたので
後日譚も楽しみですね~♪

そしてそして!
巻末とじ込みの 和紙に印刷された「番付表
ここにいろんな情報というか 後日譚的なことが盛り込まれていて
興味深いです!

     みをつくし料理帖10巻1 (1)


東西 出ていますが

東の大関が つる家 
西の大関が みをつくし

おぉ~!

そして泣かせるのが、勧進元

一柳改メ 天満一兆庵 

あぁ、芳の息子 左兵衛が
一柳で料理人として復活し、
名店一柳で 天満一兆庵を復活させたのだ・・・と分かりますね♪
陰のドラマにほろり

作者の心憎い仕掛けに泣かされました。


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みをつくし料理帖 シリーズ 全十巻

八朔の雪
花散らしの雨
想い雲
今朝の春
小夜しぐれ
心星ひとつ
夏天の虹
残月
美雪晴れ
⑩天の梯 この記事です♪

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【2014/12/22 22:36】 | BOOK
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私も今読んでます
えりりん
いつも読ませていただいてます。余計なことですが、ご寮さんの息子さんは「左兵衛」ですね。

Re: 私も今読んでます
happy
えりりん様

ご指摘、ありがとうございます!

嘉兵衛は、芳の亡きご主人の名前でしたね ^^;

息子は、左兵衛、勘違い〜e-446
訂正しました。e-466




最終巻
yokko
happy様

 ご無沙汰致しておりました~i-229

 「みおつくし料理帳」 とうとう最後ですね!
 私も 楽しみにずっとシリーズのファンをしていました。
 でも まだ「天の梯」は 読んでいなくて・・・・
 「ネタバレあります」以降は スルスル下げて未読で
 今「コメ」ですi-179
 読み終えましたら楽しみに再度伺いますネ。

 終わってしまうのがほんとに惜しい!ので
 読み終わってしまうのも残念な感じでここまで来てしまい 
 実はhappyさんが いつ読み終わられるかしらって思っていてそれに
 続こうってi-199^^;

  
 
 


 

  

Re: 最終巻
happy
yokko様

コメントありがとうございます♪

なんだか読み終えるのが惜しいような 寂しいような感じでした。

温かい人情が感じられて、ほっこり癒やされますね。
お料理の描写から 作っている所を想像するのも楽しかったです♪

yokkoさんはこれから楽しまれるのですね~!
最終巻、じっくりゆっくり味わってくださいね。

私はとっくに図書館に返してしまってもう手元にないのですe-263

再びえりりんです。
えりりん
先日はコメントありがとうございました。

私はやっと先週読み終わりました。通勤の帰りだけの読書時間だったもので、長くかかってしまいました。
大変爽やかな読後です。ただ、澪さんと源斉先生の結婚までが駆け足だったので、もう少し恋模様に浸りたかったきがします。また、印象に残った本を教えてください。

Re: 再びえりりんです。
happy
えりりん様

源斉先生と澪の恋は 終わりになって
急にクローズアップされてきましたね。

ずっと御膳奉行の小野寺数馬を想ってたので…。

最後駆け足であっけなくゴールイン?
二人が 惹かれ合っているところをもう少し
深く描いて欲しかったです。

いろいろな案件?を すべて丸く収めるのに
ページ数が足りなかったかも??

コメントを閉じる▲
コメント
この記事へのコメント
私も今読んでます
いつも読ませていただいてます。余計なことですが、ご寮さんの息子さんは「左兵衛」ですね。
2014/12/23(Tue) 07:31 | URL  | えりりん #-[ 編集]
Re: 私も今読んでます
えりりん様

ご指摘、ありがとうございます!

嘉兵衛は、芳の亡きご主人の名前でしたね ^^;

息子は、左兵衛、勘違い〜e-446
訂正しました。e-466


2014/12/23(Tue) 08:56 | URL  | happy #-[ 編集]
最終巻
happy様

 ご無沙汰致しておりました~i-229

 「みおつくし料理帳」 とうとう最後ですね!
 私も 楽しみにずっとシリーズのファンをしていました。
 でも まだ「天の梯」は 読んでいなくて・・・・
 「ネタバレあります」以降は スルスル下げて未読で
 今「コメ」ですi-179
 読み終えましたら楽しみに再度伺いますネ。

 終わってしまうのがほんとに惜しい!ので
 読み終わってしまうのも残念な感じでここまで来てしまい 
 実はhappyさんが いつ読み終わられるかしらって思っていてそれに
 続こうってi-199^^;

  
 
 


 

  
2014/12/23(Tue) 22:29 | URL  | yokko #-[ 編集]
Re: 最終巻
yokko様

コメントありがとうございます♪

なんだか読み終えるのが惜しいような 寂しいような感じでした。

温かい人情が感じられて、ほっこり癒やされますね。
お料理の描写から 作っている所を想像するのも楽しかったです♪

yokkoさんはこれから楽しまれるのですね~!
最終巻、じっくりゆっくり味わってくださいね。

私はとっくに図書館に返してしまってもう手元にないのですe-263
2014/12/24(Wed) 00:01 | URL  | happy #-[ 編集]
再びえりりんです。
先日はコメントありがとうございました。

私はやっと先週読み終わりました。通勤の帰りだけの読書時間だったもので、長くかかってしまいました。
大変爽やかな読後です。ただ、澪さんと源斉先生の結婚までが駆け足だったので、もう少し恋模様に浸りたかったきがします。また、印象に残った本を教えてください。
2015/01/28(Wed) 14:36 | URL  | えりりん #-[ 編集]
Re: 再びえりりんです。
えりりん様

源斉先生と澪の恋は 終わりになって
急にクローズアップされてきましたね。

ずっと御膳奉行の小野寺数馬を想ってたので…。

最後駆け足であっけなくゴールイン?
二人が 惹かれ合っているところをもう少し
深く描いて欲しかったです。

いろいろな案件?を すべて丸く収めるのに
ページ数が足りなかったかも??
2015/01/28(Wed) 17:41 | URL  | happy #-[ 編集]
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